雀魂プレイヤーの集い

雀魂キャラと学ぶ手役入門その19

「陽菜ちゃん 魂天神社の麻雀大会で優勝したら不思議の国に行けるって本当?」

「うん 本当だよ! だって優勝賞品が『何でも一つだけ願いが叶う』なんだよ!」

あなたは魂天神社を御存知ですか? 縁結び神社? いいえ 都市伝説? 都市伝説ではありません あなたは 欲望を持っていますか? 願いのために 全てを捨てるという覚悟があるのなら 勝ちなさい さすれば 願いがかなうでしょう 戦いには 欲望と喜びが満ちています あなたは 全てを賭けて 叶えたい願いがありますか? 雀魂

「雛桃は不思議の国に行きたいという願いはあるけど 願いのために全てを捨てる覚悟はないのです」

「きっと大丈夫だよ 一緒に魂天神社に行って一姫お姉ちゃんに確認しようよ!」

「陽菜ちゃんも猫ちゃん軍団も一緒なら 何があっても怖くないのです!」

~魂天神社にて~

「こんにちはー」

「こん…こんにちは 雛桃なのです あなたは お茶会を主催してくれた帽子屋さん?」

「帽子の事で色々言われることはよくあるけど 帽子屋って呼ばれたのは初めてね… こんにちは 私は軽庫娘(ちんくーにゃん) 呼びやすいように『けいく』でいいよ」

「ちん◯にゃ!」

「一姫ちゃんは黙ってて!」

「雛桃ちゃんはすごく運が良いんだよ 陽菜これまで一度も麻雀で勝ったことがないんだ」

「雛桃は皆から神がかり的な強運だって言われるのです」

「牌の並びが人の意志によって変わるはずもなく あるのはただ冷たい分散のみ でも皆がそう言っているというのは気になるわね 雛桃ちゃんはどうして皆から強運と言われるようになったの?」

「実は雛桃 初めての麻雀で九蓮宝燈を和了ったのです!」

「にゃにゃにゃ はじめてのチュウ…じゃにゃかったはじめてがチューレン 凄過ぎるにゃ!」

「麻雀の幸運自慢 不幸自慢なんて大抵は対局数も技量も足りてない人の戯言なんだけど これには私もびっくりだわ」

「画像の手牌でリーチしたのです でも雛桃はチンイツとしか思ってなくて 待ちも単騎の9mしか分からなかったのです」

「九蓮は幻の役満とも言われるけど 条件が特殊だから他の役満と比べて見落としが起こりやすいの 牌を積む麻雀で和了しているのに気付かなかった人の話を何度も聞いたことがあるよ」

「雛桃が9mをツモったら下家のおばさんが『あら それ九蓮宝燈じゃない』と言ってくれたんです 対門のおじさんは『おじさんの3mは見逃したのか』と言ってました 上家のおにいさんは『お嬢ちゃんのリーチにマンズが打てなくて和了を逃しちゃったよ』と言ってました」

「麻雀の点数計算は本来は自己申告 もしおばさんが知らんぷりしていたら 雛桃ちゃんが369m待ちに気付いておじさんから和了っていたら 雛桃ちゃんが役満に気付いてリーチを打たなかったら どのケースも雛桃ちゃんが九蓮を和了ることは無かった まさに『神がかり的な強運』ね」

「雛桃ちゃんってやっぱりすごいね 雛桃ちゃんの強運なら麻雀大会も優勝間違い無しだ!」

「でも 雛桃が麻雀で勝てるのは運がいいだけだよ いつか運を使い尽くしてしまうよ って皆に言われるのです 雛桃 このままじゃもう勝てなくなるかもしれないのです だからお願いなのです 帽子屋さん 雛桃に麻雀を教えて下さい 運に頼らなくてもいい方法を!」

「(やっぱり帽子屋さんなのね) 雛桃ちゃんみたいな心配をする人は昔から一杯いて『九蓮宝燈を和了ると死ぬ』という都市伝説があるくらいよ 幻とも言われる役満を和了ったから 運を使い尽くして死ぬんじゃないかと恐れられたの」

「はわわ〜 雛桃死ぬのは嫌です」

「もちろんそんなことはないわ 確かに九蓮宝燈は一生に一度和了れるかどうかというくらい珍しい役満だけど 世界では何千何万という人が毎日卓を囲んでいるから 今こうしている時も誰かが九蓮を和了っているわ そうした人が皆死んだり 不幸な目に遭ったりしていると思う?」

「陽菜はこの前役満より珍しい手を和了ったけど今日も元気だよ!」

「運は『育てる』ものという人もいるけど それもまた違うわね もし運を育てることができるなら 毎日熱心に巫女としての勤めをこなして 神様にお祈りを欠かさない一姫ちゃんは 今よりずっと麻雀で勝っているはずよ」

「褒められてるのか貶されてるのかよく分からないにゃ」

「運など存在しない 単なる状況の組み合わせに過ぎないという人もいる 正論かもしれないけど 私はこの考え方も危ういと思っているわ 森羅万象を知り尽くした神仏ならともかく 私達は人間よ 自分は運を信じていないからといって 運は使ったり育てたりするものと信じている人間よりは賢いと思い込めば また別の誤った考えに陥ってしまうわ」

「雛桃がこれから勝てなくなったりすることはないのですね 帽子屋さんの言葉を聞いて安心したのです」

「運は使うものでも育てるものでも ましてや存在しないものでもなく 『気付く』もの 私はそう考えるわ 気付くものだから減ったり増えたりすることはないけど 気付きが多い人ほど勝ちやすいの 雛桃ちゃんの九蓮のエピソードだって もし聴牌していることにさえ気付いていなかったら 雛桃ちゃんが九蓮を和了ることはなかったわ」

「麻雀は運ゲーにゃけど 運だけじゃ絶対勝てないにゃ 当たり前のことでもちゃんと出来ているかどうかで大違いにゃ」

「そしてどんなに強い人でも 運に頼らずに勝つことはできない 技術はそれなりのものを持っている人でも 自分は運がないから運に頼らない勝ち方をしたいと言っている人も少なくないけど そうした人は得てして折角のチャンスに気付けず勝てる対局を取りこぼしていることが多いと思うの 確かに運は減ったり増えたりするものじゃないけど 運がないと思い込んでいると気付けるものにも気付けなくなるから 『自分は運がある』と思っている人の方が勝ちやすいんじゃないかな これは私の持論だけどね」

「真の幻の役満 純正九蓮宝燈 中国麻将ではこの形のみ九蓮になるよ 九蓮宝燈とは中国の宮中で用いられた大型の手燭のこと 九門張だからこそこの名前が付いたと考えれば 昔は九門張のみ成立していたのが 難易度が高過ぎるという理由で九門張でなくても九蓮になったと考えられるわね」

「雀魂ではダブル役満にゃ!」

「紫気東来 天衣無縫という雅名もあるけど どちらも難易度と美しさにふさわしい名前ね 同色の牌が全て和了牌になる形は他にもあるけど 九門張になるのはこれだけよ 麻雀を1雀頭4門子を完成させるゲームにしたら 偶然にもこの形が1通りだけ出来上がったというのが何とも不思議ね 私が麻雀にここまでのめり込んだのは 純正九蓮の美しさに惹かれたからと言っても過言ではないわ」

「魂天神社に来て素敵なお話が聞けたのです 雛桃はやっぱりとても運がいいと思うのです!」

「麻雀大会で純正九蓮が和了できるように『九蓮音頭』を唄うにゃ!」

キューメンチャン(アソレ
キューメンチャン(アヨイショ
オラが恐れるものは二つ
親への放銃 九蓮宝燈
点棒なくなりてんてこ舞い
オラは故郷へ帰りたい(キュレン

…巫女の仕事に戻るにゃ

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